私自身が50肩になってしまい、それでも何とか治療は出来ているので、ヘタをするとそのまま放っておいても(オイオイ)・・・というような感じでは患者様方に示しがつかないので、自分でどうにかする方法を模索して早半年。
ついに!?一番効率よく改善する方法を見つけました。
正直色んな市販、既成の体操・ストレッチなどを試すも左程の効果もなく、腕が水平以上に全くピクリともしない状況が半年以上も続くと、風呂場ですべって転ばないように腕を反射的に振ってから痛みが止まらないのでこれは50肩じゃねえよ!などという戯言も全然むなしいわけでして・・・
やはりエクササイズというのは「これですべてOK!」というものはないんですね~
流派やら何やらで「余計なことはするな!」、「混ぜたらイカン!」・・・ハイハイ、もう聞き飽きたよ(って誰に言ってんだ?)治らんものは治らんのだよ!
十人十色とはまさに言い得て妙。その人その人に合う形で(あくまで基本を大切にしつつも)カスタムすると良いことも沢山あります。
というわけで早速いきましょう。
一口に50肩と言いましても程度の差がその人によってあるのですが、ざっくりと言いまして「完全に腕があがらない」人よりもむしろ、思い切り真上には上がって、下には下せる(腕の話ですよ)というのがプロトタイプかと思います。
気になるのは前方45°~50°、水平よりちょっとあがって20°~30°、それと後ろ、といったところでしょうか?
では、やり方です。
まず手を前にのばして(この時点ですでにきついかもですが、がんばって。)組んで掌を前方になるように捻る。左右どちらが上でも良い。
次にゆっくりと頭上まで挙上してゆく。コツは小指の引っかかりをはずさないこと。
このときに先程の2地点あたりがプルプルきますね。
一旦真上までいったら止めてしばらく(1分くらい)保つ。きつければ30秒でも良いが、なるべく長めに。
さて、再び挙上した組んだ手を下ろしてゆく。このとき肘を曲げないでゆっくりと。てのひらをピンと張るように。
きついけどかなりガマンしつつ先程の45°~50°にさしかかったら一旦止める。そのまま下すのは耐えきれないだろうから、壁などにてのひらを押し付けてそこで肩甲骨を意識して伸びている肘を更に伸ばしきる。
人に寄りますが、キツイ角度というのがあって、そここそがストレッチングポイントになります。
50肩、50肩などと恐れてしまいがちですが、要は何らかの理由によって二の腕の筋肉が内側にスムーズにローリングしないように固まってしまっているだけのこと。理屈さえわかれば恐るに足らず!(でも痛ぇ:笑)
それをひとしきりやったら、また下す。そして20°~30°辺りで再びキツイところがあるから(もしくは水平位置辺りかな?)そこでもやっぱり先程のように壁を使ってストレッチしましょう。
最後に下まで降りたら、今度はいすにすわって椅子にてのひらをおしつけて両腿ではさんで内側に絞るようにしてストレッチ。このとき両側の二の腕に血流がジワジワと通じてほんのり温かみが増すのを感じることが出来ると良い感じ。
これを毎日朝起きたてに必ずやりましょう。そして寝る前にももちろんの事、一日の内何回でもやってみてください。特に風呂場やサウナの中などでゆっくりとやってみた後で腕の挙げ下げをしてみるとかなり効果があると分かります。
本当に人によって痛い角度はそれぞれ違うので、ご自分のここだ!という地点で止めてそこを伸ばしましょう。
毎日コツコツ何回もやっていくうち(とはいえ数回で)本来の動きを取り戻せますよ。
これで完璧に痛みも取れて無くなる、とまですぐにはいきませんけど、今までよりはずっとましになるはずです。
これをこなして更に動きの精度を上げる、という時点で当院へきていただく(笑)と完璧ですかね~
お悩みの方は是非やってみてください。
ではまた。