私は自分の仕事はスポーツ選手と同じだと思っています。
ということは、サッカーのカズ選手のように、50を過ぎても現役というのは当然当初から見据えておりました。
↑などと格好の良いことを言っていますが、正直、だんだんと衰えてきているのは否定のしようも無く(苦笑)、
どうやったら選手生命、もとい治療家生命を長く維持してゆけるか?ということに心血を注いでいる今日この頃であります。
そんな中、3ヶ月前に大好きなサウナに入っていた際に風呂場でツルリと滑ってしまい、その際に右腕を着いたか?
思い切り力んで転ばないように踏ん張ったか?したために、肩関節の周辺の組織を傷めてしまったようです。
幸いにも、自分でストレッチなどを試して翌日には普通に治療が出来るレベルには戻しておくことが出来たのでそれ以降の予定には一点の曇りも無く、そのまま三か月が過ぎました・・・って、オイ!治っていねえじゃねえかよ!(誰に言ってるんだろうねえ、全く:笑)
そうです、他人様の肩や腰はなんとでも診て差し上げられますが、自分のは体操しようが、気を入れようが、なんとも治りません。
ちょっとずつ良くなった?ような気もするのですが、肩関節のテスト動作をすると、3ヶ月前のあの日から全く動きが改善されておりません(涙)。
しかし、こういう諦めたくても諦められない状況というやつが、神の与えたもうた試練でもあり(笑)、通算どれくらいの日数で治ったのか?やら、どういう動きをしたら良くなっていったのか?やらを脳内に蓄積させていくチャンス(まあ、これは間違いないね。)でもあるわけです。
思えば、若い頃から死なない程度の中規模のケガ(でもってかなり辛い状況)を負うものの、元気にピンピンしているのだけれども、でも100%楽な感じではないといういわゆる「半病人・半怪我人」のような状態がコツコツと続いているような気がします。
人と違う「強味」があるとすれば、恐らくはこの医者で診る程じゃないけど、治らないような症状を自分自身が数多く背負って生きてきている「証人」であることではないかと、ふと思うわけですよ。
いや、間違いない(笑)。
まあ、そういう人間ですから、患者様の辛い状態・症状などはかなり分かっているつもりです。
(オメエは私の気持など分かっていないから、そうやってグイグイと痛くするんだろうが!)
と内心思っていらっしゃる方もおられるのでしょうか?
いえいえ、見た目のいい加減さとは裏腹に、私は結構わかっているのです。
と言いますか、完全にわかります。そうでなくては人の体は治せません。
だからと言って、例えば、癌の方を治療するために自分も癌になりたいとまでは思いませんが。
患者様が一日でも、いや一瞬でも早く楽になられるようにするためにはどうしたら良いのか?
ということを常に考えている私なのです。
というわけで今日はこの辺で。