ハナヤマというメーカーの金属製立体パズルの難易度6(最高難度)というやつが一時お気に入りでした。
おもちゃ屋に行く機会がよくあるので(単に趣味:笑)子供が自分の好きなオモチャを見ている間に
私は自分で金属製の立体パズルを物色するわけです。
これは見た目にも店の中に飾っておくインテリアとして具合が良く、しかもお客さん(患者さん)の待っている間の暇つぶしに持って来いだな~というわけで、二種類購入しました。
ぶっちゃけ難易度6というやつは、そう簡単には外して組みなおすというわけにはいかないシロモノであり、そうでなくっちゃ元は取れないのだよ(って、1000円くらいが相場なんですが:笑)。
といいつつ、買ってから帰宅してすぐに挑戦。仰向けに寝っ転がりながら、ああでもない、こうでもない・・・とやってること30分足らず、カチャと音がして「ありゃ」もう外れちまったかな?というくらいあっけなく(それでも30分はかかったのだけれど・・・)難易度6は終了してしまいました。
二つ買って一つ目はシンプルだったのだけれども、二つ目は割かしねちっこい(笑)タイプでした。
それでもそっちも30分でなんとか解除。無事攻略しました。
って、オイオイ買ってすぐ終わりかよ?といいつつ「自分は結構パズル得意かも?」と一人悦に入る自分もいるわけであります。
そもそも何でこのパズルが難しいのか?
それは中が見えないから、構造がどうなっているのかがわからず、つまるところどうやって外したら良いのかがわからないということです。
ってことは、中の構造が「大体こんな風になっているんじゃねえのかなあ?」みたいな感じで推理したものが当たっていさえすれば、割かし簡単に解除できるものなのではないでしょうか?
その証拠にパズル2個を1時間たたずにフィニッシュできたわけですから。
さて、なんで今日はこんな話になったのかといいますと、それは、パズルの解除と人の体を治すのとは非常に良く似ているのではないかと感じたからです。
捻挫、骨折、脱臼なんかですと、レントゲンが撮れるわけではないですから、ぶっちゃけ触診と外部から見た形状などを活かして骨の位置をもとに戻すことが必要になりますね。
だから、パズルのように「見えない部分を推理して、こんな風に動かせば綺麗に骨がそろうのでは?」という感じで治療してゆけば綺麗に治るわけです。
現在治療の修行中の若い先生たちには、是非とも暇なときには難易度6のパズルを解いて、洞察力と磨いてほしいものでありますね。
などとエラそうに書いたところで本日はこれまで。