↑ということについて。
ウチに来られる患者様たちを見ていて、一体いつから痛くなったのですか?と尋ねると、
「はっきりとはわかりませんが、気がついたらもう痛くなっていました。」というケースはかなりあります。
ということは、その痛みとしての症状が出始めたのはひょっとしたら10年前からだったのかもしれないし、もしくは何かに夢中になっていて気が付かなかったけど、今朝傷めてしまった、のかもしれない。
この辺りは本当に個人差、個体差という便利な言葉があるわけなんだけれども、手抜きをせずにきちんと書いたとしても、やっぱりいつ始まったのかは誰にもわからないのです。
だから、思ったのですが、やっぱり急性のケガ(車にはねられた、サッカーで蹴飛ばされた、つまづいて転んだ・・・など)は当てはまらないけれども、それ以外で痛みを伴う症状というものは、往々にしてしばらく前から始まっていたものなのだろうと思うわけです。
細かいことを言ってしまうと、もう中国で言う所の「未病」というやつで、痛みの無い状態のときから始まっているのかもしれません。
要するに私が何を言いたいかと言うと、怪我をしている(というよりむしろ痛みがある)状態とそうでない状態というのは全く別のものというわけではなく、一つの連続体なのであるということです。
だから、疲れてきたり、気候が悪くなってきたりすると辛い症状が出るというようなケースにおいては、もともと痛みの素因があるのにもかかわらず、平常時にはそれが出てこないわけです。
ところが一旦ジメジメと湿気が上がってきたりすると、やれ頭痛が出たの、腰痛が出たのとなるわけです。
つまるところ、体の調子が悪いときにどうすれば良いのか?という問いに対しては、普段から弱い所が人それぞれあるわけですから、その部位に関しては常日頃から自分なりに注意して手入れしておいてしかり、というわけです。
そうすれば雨の日、雪の日に湿気や寒さに襲われても、強烈なアップダウンに翻弄されることが少なくなるはずです。(たとえ完全に問題解決とはいかないまでも・・・)
↑こんなことを考えていますと、表題のとおり一体どこからが病気で、どこからが健康と言えるのか?という問いに対しては「程度の問題」という他なくなってしまいますね。
ですが、私が思うに、それならばどんなに辛い状態にあったとしても、事の運び様によっては回復することが出来るのではないかと。重病だからといって簡単にあきらめるのではなく、いずれは元の状態に戻っていくことを追及うべきではないかと。結局、健康状態も病気状態も一つの連続したものでしかないのですから。
(っていうけど、治らないものもあるじゃねえかよ?って:笑 確かに確かに。)
それとまた同時に、生と死も別々に分け隔て考えるものではなくて、一つの連続体であるのだと。(っていうか、本当にこれはそうだよね~)
だから、別に今生きている内は死ぬことを恐れる必要など何もないわけです。生と死は一つの連続体として完全につながっているわけですからね。
(って言いつつ、やっぱり死にたくはないよね~:笑)
というわけで、何が言いたいのかよく伝わらなそうな一文でした。
ではまた。