↑のようにおっしゃる方(特にお父さん方)が多いので、ここらで一丁解説しておかねばなりません。
ぶっちゃけ、もうこの症状は(おおむね)骨盤のねじれからきているのです。
なんで普段起きているときは大丈夫なのに、朝起きたら痛いのか?
それは、寝起きは骨盤の周りの支える筋肉組織がリラックスして緩んでしまっているため支える準備が出来ていないから、支えきれずに痛みが出るのです。
ざっくり申しますと、骨盤(仙骨を中心に左右の腸骨)がねじれていると、骨盤は家で言う所の基礎工事なので、柱である脊柱(背骨)はまっすぐに良いポジションをとることができません。
だから普段は脳の命令で「オイ、オマエら!お前らもねじれて全体のバランスをとりなさいよ。」と来ますので、体の各パートは「へーい!」と応えてねじれていくわけです。
まあ、そもそも骨盤、骨盤ともいいますが、本当の根っこの部分はカカトとか足首なんですけどね・・・
それはまた長くなるので割愛。
さて戻ります。朝起きてから30分、多くの方は出勤の準備のために洗面所でヒゲを剃ったり、髪を整えたりしますね。そうしている間に腰まわりの筋肉も目覚めて力が入るようになってきますので、しっかりと骨盤まわりを支えます。
すると勘違いして、「オオ、俺はもうなおったんじゃ!」とかなるわけですね。
それでも治らないときには、そこで始めて病院やら接骨院やらに行かねば、となるわけです。
若くて筋肉の反射スピードが速い、柔軟性が高い時期には腰痛は誤魔化せちゃうのですが、年齢が進むにつれてそれも衰えてくるのです。
しかしながら、ここで嘆いていても仕方ありません(笑)
むしろこれを逆に利用すべきなのです。
ストレッチ、体操などを行うには朝の力が抜けている起床時こそがてきめんなわけでもあります。
普段空いた時間にストレッチ、体操をしてもそれなりに効果があります。しかし、完全に力が抜けているところでやったほうが更に効果は高いのです。理由は上記の通りです。
時間がなかなか取れないでしょうけど、朝一番にまずストレッチ、体操をしてその日一日のスタートを「本来あるべき正しい姿勢・状態」にもどしてから切るほうが、夜帰宅してから同じことをするよりもはるかに効率的なのです。
(同様に、入浴後にゆっくりとゆるやかにストレッチ・体操をするのも効果的ですね。)
弱った体にエネルギー(氣)を取り込むのも実は朝(日がでている間)が良いという事実もあります。
が、これまた長くなるのでまた次回にでも。
ではまた。