子供と一緒に風呂に入っていたら、君が代を歌い始めました。
恐らくは学校の音楽の時間にでも歌ったのでしょう。
正直、私はこの歌は割と好きです。(ぶっちゃけ愛国者・右寄りでしょうね:笑)
でも、戦後この歌は決して良いイメージを持って日本人の中に生き続けてきたわけではありません。
まあ、今回はそんな濃いことを話題にしているのではなく(笑)
歌詞の意味を知っているのか?とかそのレベルの話題であります。
そもそも私は最初とんでもない勘違いをしていました。(以下)
「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」
小さい石ころが(転がっていくうちに)デカイ岩となって、苔をまわりにまとって
更にデカくなる! うん、ライク・ア・ローリングストーンじゃないか!
結構カッコイイ歌詞じゃないか、君が代!
いやいや、転石苔をむさず、だから逆だろ?
などと本当に勝手に思っていたところ、別に転がるわけではない、とのこと(ガッカリ)。
勝手な解釈はイケマセン。殊に、子供に間違って知識を与えてはいけないですね。
というわけで、正しくは
「あなたの命が千年、八千年と(まるで)小さな石ころが大きな岩となって苔が生える程に
長くつづきますように」
という感じが正解ですね。素晴らしい。
まあそりゃ素晴らしいに決まっとります、古今和歌集の読み人知らずの歌らしいですからね。
いやでも、子供の一言がきっかけでキチンとしたことを理解し直す、というのは多いものでして、やっぱり大人はちゃんと知っていなくちゃいけませんよね(笑)
ちなみに、現在の君が代はバージョン2のようでして、最初のバージョンは全然違う曲がついていたのですね。
良い時代になったもので、youtubeで聴くことが出来ますよ。(ここからは別にリンクしていません。興味のある方は検索してみてくださいね。)
早速私も聴いてみたのですが、まるでヨーロッパのクラシック曲のようなゴージャスな雰囲気です。
これはこれでアリかな?と思ってしまう、なかなか明るい感じの仕上がりで、好きですね。
そういえば、結婚して二件目に住んだ家の住所が妙香寺台という地名だったのですが、そこは元々お寺の敷地だったのです。
最初アパートに住んでいたのですが、ありがたいことに一軒家を貸してもらえることになりました。ここの大家さんはお寺のお嬢さんの旦那さんで、家はお寺のすぐ隣でした。
実はこのお寺こそ妙香寺という「日本君が代発祥の地」なのです。
住んでいた時には全くその辺に興味がなかった(失礼)のであんまり詳しくは調べなかったのですが、
それにしても、日本最初の本格的楽団が寝泊まりして君が代バージョン1を作ったという場所の敷地に住んでいたというのも何だかありがたいご縁を感じます。(←勝手に:笑)
というわけで、もう一回バージョン1を寝る前に聞くことにしました。
ではまた。